--- discourse: 8767 --- # コンテナ ## イントロダクション コンテナは LXD のデフォルトタイプであり、現時点では一番機能を持っており、LXD インスタンスの完全な実装です。 これは `liblxc` (LXC) を使って実装しています。 ## 設定 設定オプションについては [インスタンスの設定](instances.md) をご覧ください。 ## ライブマイグレーション LXD では、[CRIU](http://criu.org) を使ったコンテナのライブマイグレーションが使えます。 コンテナのメモリ転送を最適化するために、`migration.incremental.memory` プロパティを `true` に設定することで、CRIU の pre-copy 機能を使うように LXD を設定できます。 つまり、LXD は CRIU にコンテナの一連のメモリダンプを実行するように要求します。 ダンプが終わると、LXD はメモリダンプを指定したリモートホストに送ります。 理想的なシナリオでは、各メモリダンプを前のメモリダンプとの差分にまで減らし、それによりすでに同期されたメモリの割合を増やします。 同期されたメモリの割合が `migration.incremental.memory.goal` で設定したしきい値と等しいか超えた場合、LXD は CRIU に最終的なメモリダンプを実行し、転送するように要求します。 `migration.incremental.memory.iterations` で指定したメモリダンプの最大許容回数に達した後、まだしきい値に達していない場合は、LXD は最終的なメモリダンプを CRIU に要求し、コンテナを移行します。