# デーモンの動作 この仕様書は特定のシグナルに対する反応やクラッシュなどのデーモンの 振る舞いの一部を取り扱います。 ## 起動 起動する度に LXD はディレクトリ構造が存在することをチェックします。 もし存在しない場合は、必要なディレクトリを作成し、キーペアを生成し、 データベースを初期化します。 ひとたびデーモンが動作の準備が出来ると、 LXD はデータベース内の インスタンスのテーブルから対象のテーブルを検索し、電源状態が実際の状態と 異なっていないかを確認します。もしインスタンスの電源状態が稼働中と記録 されているのにインスタンスが稼働していない場合は LXD はそのインスタンスを 開始します。 ## シグナル処理 ### SIGINT, SIGQUIT, SIGTERM これらのシグナルについては LXD は一時的に停止し、後に再開してインスタンスの 処理を継続することを想定しています。 インスタンスは稼働し続けて LXD は全ての接続を閉じ、クリーンな状態で終了する でしょう。 ### SIGPWR LXD にホストがシャットダウンしようとしていることを伝えます。 LXD は全てのインスタンスをクリーンにシャットダウンしようと試みます。30秒後、 LXD は残りのインスタンスを kill します。 ホストがリブートを完了後に LXD がインスタンスを元の状態に戻せるように、 データベース内のインスタンスのテーブルの `power_state` カラムにインスタンスの 元の電源状態を記録しておきます。 ### SIGUSR1 メモリプロファイルを `--memprofile` で指定したファイルにダンプします。