--- discourse: 12165 --- # ネットワークピアの設定 ネットワークピアは 2 つの OVN ネットワーク間でルーティングの関係を作成できます。 これにより 2 つのネットワーク間での通信がアップリンクのネットワーク経由ではなく OVN サブシステム内で完結できます。 ピアリングが双方向であることを確実にするため、ピアリング内の両方のネットワークがセットアップの行程を完了する必要があります。 例。 ``` lxc network peer create foo --project=local_network lxc network peer create foo --project=target_project ``` ピアのセットアップの行程でプロジェクトかネットワーク名の指定が正しくない場合、対応するプロジェクトや ネットワークが存在しないというエラーを上記のコマンドは表示しません。 これは他のプロジェクトの(訳注:悪意の)ユーザーがプロジェクトやネットワークが存在するかを確認できないようにするためです。 ## プロパティ ネットワークピアの設定は以下の通りです。 プロパティ | 型 | 必須 | 説明 :-- | :-- | :-- | :-- name | string | yes | ローカルネットワーク上のネットワークピアの名前 description | string | no | ネットワークピアの説明 config | string set | no | 設定のキーバリューペアー (`user.*` のカスタムキーのみサポート) ports | port list | no | ネットワークフォワードのポートリスト target_project | string | yes | 対象のネットワークがどのプロジェクト内に存在するか (作成時に必須) target_network | string | yes | どのネットワークとピアを作成するか (作成時に必須) status | string | -- | 作成中か作成完了 (対象のネットワークと相互にピアリングした状態) かを示すステータス