環境変数#

以下の環境変数を設定することで、LXDのクライアントとデーモンをユーザーの環境に適合させることができ、いくつかの高度な機能を有効または無効にすることができます。

注釈

snap版のLXDをお使いの場合はこれらの環境変数は利用できません。

クライアントとサーバー共通の環境変数#

名前

説明

LXD_DIR

LXDのデータディレクトリ

PATH

実行ファイルの検索対象のパスのリスト

http_proxy

HTTP用のプロキシサーバーのURL

https_proxy

HTTPS用のプロキシサーバーのURL

no_proxy

プロキシが不要なドメイン、IPアドレスあるいはCIDRレンジのリスト

クライアントの環境変数#

名前

説明

EDITOR

使用するテキストエディタ

VISUAL

(EDITOR が設定されてないときに)使用するテキストエディタ

LXD_CONF

LXC設定ディレクトリーのパス

LXD_GLOBAL_CONF

LXCグローバル設定ディレクトリーのパス

LXC_REMOTE

使用するリモートの名前(設定されたデフォルトのリモートよりも優先されます)

サーバーの環境変数#

名前

説明

LXD_EXEC_PATH

(サブコマンド実行時に使用される)LXD実行ファイルのフルパス

LXD_LXC_TEMPLATE_CONFIG

LXCテンプレート設定ディレクトリ

LXD_SECURITY_APPARMOR

falseに設定するとAppArmorを無効にします

LXD_UNPRIVILEGED_ONLY

trueに設定すると非特権コンテナしか作れなくなるように強制します。LXD_UNPRIVILEGED_ONLYを設定する前に作られた特権コンテナは引き続き特権を持つことに注意してください。このオプションをLXDデーモンを最初にセットアップするときに設定するのが実用的です。

LXD_OVMF_PATH

OVMF_CODE.fdOVMF_VARS.ms.fdを含むOVMFビルドへのパス

LXD_SHIFTFS_DISABLE

shiftfsのサポートを無効にする(従来のUIDシフトを試す際に有用です)

LXD_IDMAPPED_MOUNTS_DISABLE

idmapを使ったマウントを無効にする(従来のUIDシフトを試す際に有用です)

LXD_DEVMONITOR_DIR

デバイスモニターでモニターするパス。主にテスト用。