リモートイメージを使用するには#

lxc CLIコマンドはいくつかのリモートイメージサーバーを初期設定されています。 概要はリモートイメージサーバーを参照してください。

設定されたリモートを一覧表示する#

設定された全てのリモートサーバーを見るには、以下のコマンドを入力します。

lxc remote list

simple streams形式を使用するリモートサーバーは純粋なイメージサーバーです。 lxd形式を使用するサーバーはLXDサーバーであり、イメージサーバーだけとして稼働しているか、通常のLXDサーバーとして稼働するのに加えて追加のイメージを提供しているかのどちらかです。 詳細はリモートサーバータイプを参照してください。

リモート上の利用可能なイメージを一覧表示する#

サーバー上の全てのリモートイメージを一覧表示するには、以下のコマンドを入力します。

lxc image list <remote>:

結果をフィルタできます。 手順は利用可能なイメージをフィルタするを参照してください。

リモートサーバーを追加する#

どのようにリモートを追加するかはサーバーが使用しているプロトコルに依存します。

simple streamsサーバーを追加する#

simple streamsサーバーをリモートとして追加するには、以下のコマンドを入力します。

lxc remote add <remote_name> <URL> --protocol=simplestreams

URLはHTTPSでなければなりません。

リモートのLXDサーバーを追加する#

LXDサーバーをリモートして追加するには、以下のコマンドを入力します。

lxc remote add <remote_name> <IP|FQDN|URL> [flags]

認証方法によっては固有のフラグが必要です(例えば、Candid認証ではlxc remote add <remote_name> <IP|FQDN|URL> --auth-type=candidを使います)。 詳細はLXDサーバーでの認証リモートAPI認証を参照してください。

例えば、IPアドレスを指定してリモートを追加するには以下のコマンドを入力します。

lxc remote add my-remote 192.0.2.10

リモートサーバーのフィンガープリントを確認するプロンプトが表示され、リモートで使用している認証方法によってパスワードまたはトークンの入力を求められます。

イメージを参照する#

イメージを参照するには、リモートとイメージのエイリアスまたはフィンガープリントをコロンで区切って指定します。 例:

images:ubuntu/22.04
ubuntu:22.04
local:ed7509d7e83f

デフォルトのリモートを選択する#

リモート名前を指定せずにイメージ名だけ指定すると、デフォルトのイメージサーバーが使用されます。

どのサーバーがデフォルトのイメージサーバーと設定されているか表示するには、以下のコマンドを入力します。

lxc remote get-default

別のリモートをデフォルトのイメージサーバーに選択するには、以下のコマンドを入力します。

lxc remote switch <remote_name>