イメージをコピーやインポートするには#
イメージをイメージストアに追加するには、他のサーバからコピーすることもできますし、ファイル(ローカルのファイルまたはウェブサーバ上のファイル)からインポートすることもできます。
リモートからイメージをコピーする#
あるサーバから別のサーバにイメージをコピーするには、以下のコマンドを入力します。
lxc image copy [<source_remote>:]<image> <target_remote>:
注釈
イメージをローカルのイメージストアにコピーするには、コピー先のリモートにlocal:
と指定します。
全ての利用可能なフラグの一覧はlxc image copy --help
を参照してください。
最も重要なものは以下の通りです。
--alias
イメージのコピーに割り当てるエイリアス。
--copy-aliases
コピー元のイメージが持つエイリアスをコピーする。
--auto-update
元のイメージが更新されたらコピーも更新する。
--vm
エイリアスからコピーする際、仮想マシンを作成するのに使えるイメージをコピーする。
ファイルからイメージをインポートする#
要求されるイメージ形式を使用するイメージファイルを持っていれば、イメージストアにインポートできます。
そのようなイメージファイルを取得する方法はいくつかあります。
既存のイメージをエクスポートする (イメージをファイルにエクスポートする参照)
distrobuilder
でイメージを生成する (イメージをビルドする参照)image serverからイメージファイルをダウンロードする (イメージをファイルにダウンロードしてインポートするより、リモートのイメージを使用するほうが通常は簡単なことに注意してください)
ローカルファイルシステムからインポートする#
ローカルファイルシステムからイメージをインポートするには、lxc image import
コマンドを使用します。
このコマンドは統合イメージ(圧縮されたファイルまたはディレクトリ)と分離イメージ(2つのファイル)の両方をサポートします。
1つのファイルまたはディレクトリから統合イメージをインポートするには、以下のコマンドを入力します。
lxc image import <image_file_or_directory_path> [<target_remote>:]
分離イメージをインポートするには、以下のコマンドを入力します。
lxc image import <metadata_tarball_path> <rootfs_tarball_path> [<target_remote>:]
どちらの場合も、--alias
フラグでエイリアスを割り当てられます。
利用可能なすべてのフラグはlxc image import --help
を参照してください。
リモートウェブサーバからファイルをインポートする#
URLを指定してリモートウェブサーバからイメージファイルをインポートできます。 この方法はイメージをユーザに配布するためだけにLXDサーバを稼働させる代わりに使用できます。 必要なのはカスタムヘッダ(カスタムHTTPヘッダ参照)をサポートする基本的なウェブサーバだけです。
イメージファイルは統合イメージ(統合tarball参照)として提供される必要があります。
リモートウェブサーバからイメージをインポートするには、以下のコマンドを入力します。
lxc image import <URL>
--alias
フラグでローカルのイメージにエイリアスを割り当てられます。
カスタムHTTPヘッダ#
LXDでは以下のカスタムHTTPヘッダをウェブサーバで設定する必要があります。
LXD-Image-Hash
ダウンロードされるイメージのSHA256ハッシュ値。
LXD-Image-URL
イメージをダウンロードするURL。
LXDはサーバに問い合わせる際に以下のヘッダを設定します。
LXD-Server-Architectures
クライアントがサポートするアーキテクチャのカンマ区切りリスト。
LXD-Server-Version
使用しているLXDのバージョン